和歌山で約30年続く漢方薬局。子宝やメンタルの悩みから難病、慢性病などの改善に取り組んでいます。

江本薬局

店舗情報

江本薬局 漢方 子宝 不妊症 療法 外観 画像 写真
〒641-0014
和歌山県和歌山市毛見295-9
TEL.073-447-1725

営業時間
9:00~18:00
定休日
日曜・祝日・第一月曜
※ご来店前にお電話下さいませ。

Vol.118「子どものチック病」

Q.6歳の娘が一日中、目をパチパチしたり頻繁に咳払いのように喉を鳴らして困っています。性格は怖がりでとても緊張しやすく、運動会やお遊戯会の練習中などによく起こります。一年中アレルギーもあり、特に季節の変わり目は鼻水がグズグズし目もゴシゴシこすり、食べ物では卵や瓜類などでじんましんが出ます。少しでも楽にしてあげたいです。ご相談に乗っていただけますでしょうか。

A.今回のご相談は子どもさんのチック病ですね。これは心身症の一つの症状で、ストレス社会の中で心理的、精神的な要因で体のあちこちに異常が起こる病気です。同じような原因でも精神的に症状が現れる場合は精神病や神経症といい、心身症とは全く違うものです。性格的には真面目で内向的、些細なことにも緊張したり不安になったりする情緒不安定な人に心身症が起こりやすい傾向があります。体に現れる症状は大変多く、このチック病以外には円形脱毛症、多汗症、腰痛、潰瘍性大腸炎、過食症、耳鳴りなどさまざまです。また子どもがよく「お腹が痛い、頭が痛い」と訴えるのも心身症の症状の一つです。
 病院治療ではマイナートランキライザー(抗不安薬)や抗うつ薬が主に処方されますが、脱毛や胃痛、湿疹などの副作用も気になります。漢方では神経から起こる病気を総称して肝気失調といいます。治療の目標は疎肝(神経を緩やかにすること)で柴胡や芍薬、蘇葉などの生薬を配合した漢方薬を用いて治していきます。
 今回のご相談は6歳の子どもさんで、目と喉にチック病がありアレルギー体質でもあるとのことです。とても神経過敏で緊張・不安体質です。ぜひ抑肝散加陳皮半夏湯(よくかんさんかちんぴはんげとう)を飲ませてあげてください。またこの漢方薬は夜啼きや不眠、かんしゃく持ちにも用いられ、よく神経の興奮を抑えてくれます。この他には情緒不安定で便秘と下痢、生理不順などを繰り返すようなチック病には四逆湯がよく合います。さらに貧血気味で動悸、息切れ、寝汗、頭部の発汗などの血の道症、不眠症などのチックには柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)がいいでしょう。
 最近この神経病といえる心身症が多くなりましたね。