和歌山で約30年続く漢方薬局。子宝やメンタルの悩みから難病、慢性病などの改善に取り組んでいます。

江本薬局

店舗情報

江本薬局 漢方 子宝 不妊症 療法 外観 画像 写真
〒641-0014
和歌山県和歌山市毛見295-9
TEL.073-447-1725

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9:00~18:00
定休日
日曜・祝日・第一月曜
※ご来店前にお電話下さいませ。

Vol.105「子供のアトピー」

Q6歳女の子。孫のアトピーがひどく困っています。学校など外出先でイヤなことがあると、帰宅後に痒みがとても強くなり、同じところを何度もきつく掻いてしまい腕や首、顔が真っ赤になり皮膚が腫れています。夜中に、痒みに耐えられずイライラして、起きて泣きながら暴れることも。ステロイドもあまり効きません。漢方薬で少しでもよくなるでしょうか? 

A. アトピー性皮膚炎にお悩みの方は最近特に多くなっています。もともと「アトピー」とは原因不明の皮膚病という意味で名付けられた病名です。日本では30年位前から増え続けています。アトピー性皮膚炎の現在の治療法はステロイドホルモン剤と抗ヒスタミン剤ですが、ちなみにこのステロイドは1950年頃にドイツの若い医師が、皮膚を含め体の炎症を治療する目的で発見し合成しました。もともとは人体の副腎から分泌されているものです。
   さて、このステロイド、抗ヒスタミン剤で症状が治まらず夜毎に痒みで目が覚めて出血するほどガリガリ掻いてしまうとのことですね。これはアトピー性皮膚炎とともに過敏性皮膚炎が考えられます。特に夜泣きやひきつけ、癇癪などをおこす子供さんに多くみられます。また、子供でなくとも神経症で自律神経過敏となり怒りやすくイライラして性急となり、よく寝られないような人もこの過敏性皮膚炎がみられます。掻き方が強いので皮膚がひどく傷ついてしまいます。
   さて漢方薬はチック症や小児ひきつけなどに用いられてきた抑肝散加陳皮半夏や柴胡清肝湯がよく効きます。炎症が強ければステロイド剤と併用するといいでしょう。他には昔から子供の聖薬とされてきた小柴胡湯も有名です。四逆散、加味逍遥散、柴胡加竜骨牡蛎湯などの柴胡剤(漢方の鎮静剤)も場合によってはよく併用されます。アトピー性皮膚炎は根治が難しい患者泣かせの病気です。しかし大切なのは絶対に治してみせるという決意と真剣な取り組みです。ぜひ漢方薬を試してみてください。