和歌山で約30年続く漢方薬局。子宝やメンタルの悩みから難病、慢性病などの改善に取り組んでいます。

江本薬局

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Vol.97「耳の病気・慢性中耳炎」

耳の病気には外耳炎、中耳炎、メニエール氏病(内耳炎)、耳管狭窄症、難聴、耳鳴りなど色々ありますが、今回は急性・慢性中耳炎のお話です。
 私達の耳の奥は、のどや鼻の奥と(耳管で)つながっていますが、この鼻やのどの方から、風邪や鼻炎で細菌が入り込んで中耳に炎症を起こした状態が急性中耳炎です。原因菌は連鎖球菌、ブドウ球菌、インフルエンザ菌などの化膿菌です。特に幼児に多いのは耳管がまだ未成熟で短く太いという事と、感染に対する抵抗力が弱いためです。熱や痛みは23日、鼓膜の腫れも10日ほどで治まるようですが、これで治ったわけではなくこの後、中耳の膿が完全に抜けるには約12ヶ月とみます。
 よく耳にする滲出性中耳炎とはこの急性中耳炎のピーク(約1週間)が過ぎて膿がだんだん抜けてゆく時期の呼び名です。ちょうどプールで耳に水が入った時のような感じだと言われます。
  この急性中耳炎が完治せず膿が残って長期化すると慢性中耳炎となります。慢性中耳炎には化膿性中耳炎と中耳に真珠に似た皮膚のかたまりができる真珠腫性中耳炎があり、共通の症状は耳だれ、耳鳴り、難聴です。耳だれは悪臭を伴うことが多く、さらに耳小骨の働きも悪くなるので難聴が起きますが耳の痛みはほとんどありません。また真珠腫性中耳炎は徐々に大きくなり骨を壊す性質があるため顔面神経麻痺やメニエール等の内耳炎、さらに頭蓋に進んで髄膜炎を起こすこともあるので厄介です。
  この慢性中耳炎から難聴、耳鳴り、頭痛等で人知れず悩んでいらっしゃる方が多くいます。ぜひ漢方薬を試してみて下さい。よい結果が得られるはずです。
  漢方薬ではやはり体全体の証(体質)をみて薬方を決めます。古血を去り、血行促進し体の内側から強くしてゆき、もともと備わっている自然治癒力を強めて病気を治してゆきます。
 
  それでは代表的な漢方薬をご紹介します。
 
 
・小柴胡湯・・・・急性期を過ぎた頃の慢性中耳炎で、もともとアレルギー体質の人に。
・荊芥連翹湯・・・・慢性中耳炎でくさい膿汁が多く出る人に。
・排膿散及湯・・・・膿汁排出が不十分だが、だらだらと続いて耳漏が止まらない時に。
・柴胡清肝湯・・・・扁桃腺、アデノイド肥大があって、滲出性中耳炎を繰り返す人に。
 
 
 
どんな病気でも慢性化するとつらいものですが、特に目や耳は日常生活に煩わしさを感じますね。