和歌山で約30年続く漢方薬局。子宝やメンタルの悩みから難病、慢性病などの改善に取り組んでいます。

江本薬局

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Vol.58「脳卒中」

今回は「脳卒中」についてのお話です。

よく「脳卒中で倒れて…」と耳にしますが、脳卒中とは脳に障害を起こし、運動麻痺(まひ)が残る症状のことを言います。原因は血管が破れて起こる脳出血と、血管が詰まる脳梗塞によるものとがあります。

まず脳出血による脳卒中は、高血圧が引き金となって血管が破れる場合がほとんどで、発作前の自覚症は軽く、頭痛、めまい、吐き気などが時々起こる程度でつい見過ごすことが多いようです。

しかし、特に三層からなる脳を覆っている中間のくも膜の動脈瘤(りゅう)に出血を起こした時に、くも膜下出血と呼びますが、これは極めて激しい頭痛、吐き気を伴います。

これに対して出血のない脳梗塞による卒中は、脳が不活発になるため、めまい、頭重、のぼせ感、耳鳴り、手足のしびれ、記憶力などの低下が見られ、昔のことはよく覚えているのに、現在のことは物忘れがひどく人との約束をすっかり忘れたりなどの症状が見られます。

また、体の他の部分にできた血栓が脳に詰まる脳梗塞は、急な脳卒中を引き起こす原因となります。いずれにしても治療は早いほどよく、発作から6時間以内が目安になります。

さて、脳卒中の後遺症で片麻痺や言語障害が残った場合には、リハビリテーションとともに回復を早めるために漢方薬の服用が効果的です。

漢方では、脳卒中そのものを治療することはできませんが、その効果は古くから知られていました。後遺症期には、運動障害とともに、精神的な支えも必要で、そのような状況に応じて処方されています。

いつも言うことですが、漢方では体全体を考えて、気、血、水をめぐらせ、血流を改善して体に力をつけていきます。それでは代表的な漢方薬をご紹介します。

続命湯(ぞくめいとう)…みぞおちや脇腹に圧痛がある人の運動麻痺や言語障害に最適です。後遺症に対してしばしば著効を現します。

抑肝散(よくかんさん)…気が短く、怒りっぽい、手足が震える人に。

疎経活血湯(そけいかっけつとう)…特に左半身に運動麻痺やしびれがある人に。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)…冷え性で貧血傾向の女性に。

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)…古血を去り、血流を改善する目的で、予防と再発防止に長期的に服用します。

脳卒中は何と言っても予防や再発防止が大切です。小さな異変を見逃さないようにしましょう。食事面では、脂肪や塩分の取り過ぎに注意して、肥満や高血圧などにならないように。また、日ごろから水分を多く取るように心掛けましょう。