和歌山で約30年続く漢方薬局。子宝やメンタルの悩みから難病、慢性病などの改善に取り組んでいます。

江本薬局

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Vol.36「肩こり五十肩」

昔から肩こりは欧米人に比べて日本人は多いと言われていますが、今回はこの肩こりのお話です。私は体形がなで肩で30歳の頃から肩こりを自覚するようになりました。こりつけてしまうと首から目まで疲労し、子どもたちによくもんでもらったものです。

肩こりは見た目より本人はつらいものです。これは肩、首周囲の筋肉の血流障害ですが、その原因はさまざまです。得に悪い姿勢、運動不足、ストレスが三大原因といわれています。

太り過ぎや、意外に見落とされていますが、枕の高さや眼鏡の不具合などの日常的な生活習慣からも発症しています。間接的な要因としては慢性的な首から上の炎症(鼻炎、中耳炎、気管支炎など)首の骨(頸椎や脊椎)の病気、内臓の病気、血圧の異常などが考えられます。いずれにしても「肩こり頭痛は、病状の警戒信号」と言われ、他の病気の随伴症状として現れることもあるので、甘くみてはいけません。

さて五十肩は誰でも多少はかかる病気ですが、得に40代~50代に発症し、こりというよりも肩関節の疼痛症候群です。私も経験しましたが、腕が上がらず戸を閉めるにも一苦労です。寝ている時も、肩がうずいてなかなか寝つけないこともあります。五十肩は、肩関節の老化現象で、筋肉や腱が堅くなって痛みが起こるとされていますが、そればかりではないようです。

さて、治療法ですが、神経根ブロック療法(神経に直接注射して痛みを遮断する)、ソフトカラー装着、間欠けん引、筋弛緩剤の内服などがありますが、自分でできる療法としてホットパックの温熱法、ぬるめの湯の入浴、軽めのマッサージ、ビタミン剤の補給などがおすすめです。

東洋漢方は、こうした病気とは言えないけれどもつらい症状に大変有効です。また、その薬方も非常にたくさんあります。それではご紹介します。

根湯(かっこんとう)…首の後ろから背中や肩にかけて縦にこりつける。肩こりの代表薬。

小柴胡湯(しょうさいことう)…首から肩にかけて横にこる。

柴葛湯(さいかつとう)…首から縦、横両方にこる。

治肩背拘急方(ちけんはいこうきゅう)…神経を使い気苦労のためこりつける。

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)…月経障害や冷え、のぼせなど血体質の肩こりに。

大柴胡湯(だいさいことう)…肥満、高血圧で便秘がちな人の首から両肩にこりつける。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)…血色が悪く体力がない冷え性の女性に。

延年半夏湯(えんねんはんげとう)…胃腸の弱い人の特に左肩のこりと痛みに。

明治を代表する女性作家の樋口一葉は、慢性的な肩こり頭痛に悩まされ、執筆中に絶えず鉄の文鎮で肩をトントンたたいていたそうです。今も昔も、女性は肩がこるんですね。