Vol.22「肝斑(シミ)」

こんにちは。むし暑い日が続きますが、あまり冷たい水分をとりすぎて夏バテやクーラー病にならないように気を付けましょうね。

今回は夏の女性の敵、シミについてお話します。先日から毎日のように「テレビでやっていた紫根ありませんか?」の問い合わせが殺到しました。女性にとってシミは美容上の大問題、悩みのタネですね。

さてシミは肝斑とも言い、原因ははっきりと分かっていませんが30歳前後がピークで、女性ホルモンの異常や冷え性、過労、不眠、ストレスなどがきっかけになる場合が多いようです。そのうちでも日光光線が最もよくありません。皮膚表面に色素細胞があってチロシンという酵素が太陽光でメラニン色素に変わります。いわゆる日焼けです。このメラニン色素は皮膚の生まれ変わりと同時に表面に出てはがれ落ちてしまうか、または皮下の血管に吸収されて尿中排泄されてしまうかどちらかです。

ところが何らかの理由でこの反応が進まなくなると、わずかな太陽光で次々と刺激を受けて、シミとして残ってしまいます。この新陳代謝を遅くするのが先ほど述べましたホルモン失調や冷え、過労などです。ですから早くシミをとるには皮膚表面のお手入れはもちろんのこと、血液の流れをよくし、新陳代謝を活発にすることが大切です。特に夏は冷え、睡眠不足、過労に気を付けましょう。よく寝て体調のよい時にはシミが薄くなっていることに気付くはずです。またよく知られているビタミンCはメラニン色素合成を抑えてくれます。一日1から2㌘の服用をおすすめします。それでは代表的な漢方薬をご紹介します。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)…体力が弱く血色が優れず、めまい貧血、冷え性の人。妊娠中に発生したシミにも効きます。

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)…冷えのぼせ、肩こり、頭痛、めまい、生理痛や月経異常のある、いわゆる血体質の人のシミに。

加味逍遙散(かみしょうようさん)…疲れやすく、更年期や整理時のイライラ、不眠、精神不安などの血の道症の人のシミによく効きます。

桃核承気湯(とうかくじょうきとう)…体力はあるが生理痛がきつく、肩こり、頭痛、のぼせ、頑固な便秘症の人に。

女性の顔面パックはもうおなじみですが、昔の中国でも茯苓という生薬の粉末を塗って顔をこする方法がとられていたそうです。今も昔も美しくなるためには女性は努力を惜しみませんね。

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